建前を正面から突破できない東京医科大学

東京医科大学が入試の点数を操作

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東京医科大学が入試の点数を操作し、女性と4浪以上の男性の合格者数を減らしていたというニュースです。

・女性は結婚や出産を機に職場を離れる可能性が高いから減点

・浪人生は年齢も上がっちゃったし、才能がないから減点

ということでしょうか?

もちろん、これは公平ではないので、叩かれるに十分な理由があります。

しかし、ネットニュースや、各ニュースに寄せられたコメントを見ていると、100対0で叩かれているわけではなく、擁護する声もあります。

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このニュースに対して、怒って抗議する人が出るのは当然だと思いますし、時代の流れからして、是正されていくことと思います。

現場が困るといった現実をいくら叫んだとしても、東京医科大学の行為が正当化されることにはならないでしょう。

建前の男女平等

ここからは、医療分野に限った話ではありません。

社会は男女平等を目指しています。

目指しているということは、現代は男女平等ではないといえます。

それを是正するために、法律で女性の雇用を促進したところで、男社会に放り込まれる女性が増えるだけではないでしょうか。

男社会に放り込まれた女性の中にも本来のポテンシャルを発揮できる人もいると思いますが、不利な環境ということに違いはありません。

当然、出世は男が有利になり、管理職には男がなります。

不利な環境を勝ち抜いた数少ない女性は、女性を優遇するわけではなく、上の西川さんのように、男性社会を肯定します。

法律以外は是正されないまま、男社会は続いていくわけです。

居心地が悪くなった女性は、辞めていきますし、そうでなくても女性は出産する際に現場を離れる必要があります。

男社会なので、女性に対するケアは充実していません。

でも、現実は待ってくれないから、現場は人材を確保しないといけません。

でも、建前として女性を軽視するわけにはいかない…。

現実を突きつけられて困るのは、現場の人だけだから、ほとんどの人は理想を支持する。

そうだ、こっそり点数を操作しよう、というのがこの点数操作に至るまでの経緯なのではないでしょうか。

おそらく、東京医科大学には女性を差別する悪意も、浪人生を差別する悪意もなかったのだと思います。

それでも、ほとんどの人は理想を支持するので叩かれます。

でも、悪意があってやったわけではないから、叩かれたとしても、ばれちゃったかー反省しよ、ではなく、現実を救ってくれない癖に現実に向き合ったら叩かれるなんて不条理だよなあ、と思うだけなのではないでしょうか。

そして、現実を生きている人に、現実をないがしろにすることはできませんので、建前だけが強化されて、風化していきます。

 

※完全に余談ですが、Googleの自動翻訳も「部長」は男だと認識しています。

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his subordinates(の部下)となる。

個人的な意見

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男女平等を求めるニュースに対する、私の理想の向き合い方は上で書いたとおりで、そこから意見は変わっていません。

このニュースに関していえば、事前に平等じゃないことを公開できていればよかったのにな、と思います。

しかし、それができないというのが、上で書いたような建前が邪魔しているからだと思います。

 

社会は男女平等を求めています。

それは社会が男女平等ではないからです。

既存のものを変えるのは、簡単ではありません。

だから建前でごまかすのか、それとも根本解決を目指すのかは、また社会が決めていけばいいと思います。 

建前だけじゃ救われない、という女性がもっと増えないと、この社会は変わらないかもしれません、というのが私の意見です。