藤井七段、勝ち進む

藤井聡太七段、棋王戦挑戦者決定トーナメント進出

藤井聡太七段が、6/1に行われた対局に勝ち、第44期挑戦者決定トーナメントへの進出を決めました。

藤井七段の先手で始まった対局は、中村六段が四間飛車に振り、対抗形となりました。

藤井システムの出だしから、持久戦に進み、戦いが始まってからは藤井七段が圧倒。

危なげなく、勝利をものにしました。

藤井システム

藤井猛九段(竜王位連続3期獲得の大棋士)が開発した、めちゃ強の戦法。

藤井七段とは、関係なく、藤井七段が生まれるより前に、開発されている。

トーナメント表

 

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赤枠に、藤井七段が入ります。

タイトルホルダー、または、レーティングが藤井七段より上の棋士を青枠で囲っています。

ちなみに、棋王戦のトーナメントは少し変わっていて、ベスト4からは、敗者復活戦があります。

決勝は、本線で勝ち進んだ棋士と、敗者復活戦で勝った棋士が、2番勝負を行います。

本線で勝ち進んだ棋士は、1回でも勝てば挑戦者に決定。

敗者復活で決勝に進んだ棋士は、2連勝したら挑戦者に決定となります。

1回戦から強敵

1回戦の相手は、菅井竜也王位で、昨年、羽生善治王位から、王位を奪取しているタイトルホルダー。

失礼ながら、割とムラのある棋士という印象ですが、強い日の菅井王位は圧倒的に強く、相手が誰であろうと勝ってしまう、そういう棋士です。

過去に藤井七段に勝っています。

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立ちはだかるレーティング上位陣

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藤井七段のレーティングは、現在1819で、全棋士の中で7位の位置につけています。

棋王戦5番勝負

このトーナメントで勝ち進んだ1名が、渡辺棋王への挑戦権を獲得できます。

そこから持ち時間4時間の対局を5戦行い、先に3勝した方が、第44期棋王になります。

 

渡辺棋王は、昨シーズンの順位戦でA級からB級1組に降格し、代名詞となっていた竜王位も羽生棋聖に奪われています。

バランス良く囲って、早々に仕掛ける現在の流行と、渡辺棋王の棋風があっていないこともあり、全盛期の力があるとはとてもいえません。

ただ、昨年の棋王戦では、永瀬七段を相手に防衛しており、タイトル戦での試合巧者っぷりは健在です。

 

これからトーナメントが年内かけて行われ、2019年2~3月に棋王戦の5番勝負が行われます。

今年度末、藤井棋王が誕生して時代を進めるのか、渡辺棋王が時代を止めるのか、羽生棋王が誕生して時代を巻き戻すのか、楽しみに見守りましょう。